【観劇覚え書き】18.07.18 15:00 프랑켄슈타인【전동석×카이】

行って来ました韓国!!!
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2017年2月。
キャストやあらすじにオタク心をくすぐられ、軽い気持ちで東京公演終盤に見に行ったらまんまと沼落ち。
東京公演の残りの日程では予定が合う日がなく、どうしても他の組み合わせも見たかったため愛知公演までわざわざ遠征して見に行った……これが私にとってのミュージカル「フランケンシュタイン」の思い出でした。

このたび韓国にて三度目の上演がされると知り、行けたらいいな~!とぼんやり思い始めたのが今年の春頃。

そのあとしばらくはまた少し落ち着いていた……のですが。

7/3のプレスコ映像を見たのが本当に大きかった。

一年半前の感動が甦り、気づいたら衝動的にチケットをとっていました。映像の引力すごい。


なにより、インターパークグローバル、外国人でもめちゃくちゃ簡単にチケットがとれるのありがたすぎる!!!
普段野球オタクをしているおかげで遠征には慣れているし、母が10年以上韓流フリークをやっているおかげで初渡韓に対するハードルも限りなく低い(笑)
そんなこんなでトントン拍子に母と二人での渡韓が決まり、私の初韓ミュの幕が開いたのでした。

 

今回見に行ったのは7/18昼~21昼の5公演!

1公演目から順番に書いていくつもりですが、あまりにもドンチサ(というかドンビク)に入れ込みすぎたので回によって熱量差が激しいです。ご容赦を……

 

 

【7/18 15時公演】

チョン・ドンソク×カイ

@8列目上手ブロックセンター寄り


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「フランケンはとにかく役者の熱量を浴びる作品!」というのは日本公演でわかっていたので、初回はなるべく舞台に近いところで……!とそのとき取れる一番前のセンター寄りの席をとりました。
座席指定できて、日によってはそこそこ良席残ってるのありがたすぎますね。

初めての韓ミュがこの組み合わせで本当によかったです!!!
このお二人、お声の相性がすごくよくて耳が幸せ……!
調べたらどちらも声楽出身ということでなるほどと納得。声色がどことなく似ている気がする。中低音がよく響くの。

まず、♪ただ一つの未来 のラストが秀逸!!
私は本来、声色が似ていない人たちのデュエットのほうが好きなんですが(※私の本命はドンチサです)、この二人のこの曲に関しては別。
アンリがビクターの手を取ると同時に二人の声が融け合うようで、ゾクゾク鳥肌がたちました。
強い信念と情熱を持ちながらも、賢い故に世の中の理不尽や強大な力に立ち向かう無謀さは持てなかったカイアンリ。
それまで彼が唇を噛んで諦めてきた「あと一歩」を踏み出させるために、背中を押してしまったドンソクビクター。
そんな対照的な彼らが一つの未来を目指すようになった基点として、とても印象的なシーンでした。

 

●ドンビク
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・ルックスが神。暴力的なまでのアド。ずるい。

・あんなまっすぐな人間(※カイアンリ)を地獄に引きずり込んだ罪は重い!!!
・頭脳ばかりが育ち、きちんと大人になれなかったビクター。カイアンリとの対比で、その欠陥がよりくっきりと浮かび上がってくる
・研究に没頭しすぎて完全に生活が疎かになってそう。ルンゲがいないときはカイアンリにも片付けとか雑務押し付けてそう……対等でないというわけではないけれど、根底にある上下関係ははっきりしている印象
・カイけむるが最後まで一貫してアンリではなく「けむる」で在り続けるおかげで、この二人は今まで見たペアの中で一番はっきりとバッドエンドだと言い切れるなと。ドンビクが求めていた生命創造は「死者蘇生」であり、アンリの人格が戻らなかった以上最後まで実験は失敗で、ビクターは神に敗北したということになる。「愚かな天才の末路」という描き方として一番わかりやすい。

 

●KAIアンリ/けむる
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・眼鏡&短髪!!!

・実直で潔癖で不器用。それでも自分の信念だけは曲げたくないから理不尽にも唇を噛んで耐える。見た目に反して意外と熱い。
・ドンビクと出会ってから「いったい自分は(彼は)何を……」と呆然とすること多数
・酒も女も慣れてなさそうなのにチングのためならとかぱかぱ飲んで歌い踊る健気さ&律儀さ!!そりゃあドンビクもおかしくなってケタケタ笑ってしまうよね、君そんなことできたのか!って……あんたのためにがんばってくれてるんだぞ……
・♪君の夢の中で の面会シーン。自分に言い聞かせるように言葉を繰り返し勇気を振り絞る。♪ただ一つの未来 で背中を押され、あの日一歩を踏み出してしまったからには、もう止まれない……という諦念も感じる。
・すがるような目で振り返り、断頭台では下手くそな泣き笑いで「生きたい」
・けむるは誰よりも飛び抜けて「人ならざるモノ」になってる。理性的なアンリとの落差がより「失敗作」という印象を濃くさせる
・目覚めてからしばらくは縮こまってきょどきょどオロオロしてる。それがあんな醜い復讐の獣になってしまったことが悲しい……
・えげつないほど綺麗な筋肉。彫刻かよ。
・ルンゲの首を噛みちぎったあと、鉄のベッドに仰向けに倒れて真上に唾(血?肉片?)を吐く
・闘技場では一つ技を決めるごとに「これでいいの?」とエヴァを見る。格闘技術の飲み込みが早い。違う人間に拾ってもらえていたらもっと幸せに生きられたかもしれないのに……
・カトリーヌの「私は人間が怖い」という言葉がそのままカイけむるにも当てはまるように見える。
・それまで自分に直接関わってきた人間は全て殺してきたけむる。湖のシーンでは、この子もいつかは彼らのようになるのなら、今のうちにその芽を摘んでおけば恐れられず虐げられずに子供の心の中に生きられる、とかそういう願いもあったのかな、なんて……
・突き落とした子供に「あんにょん」
・常に猫背。最後の最後までけむるのまま。アンリの記憶はあくまで記憶の断片の継ぎ接ぎでしかなく、そこにアンリの魂はない。声もしわがれたけむるのまま「ビクター」と呼び掛ける。これは自らの不幸の発端であるビクターに自ら「アンリ」の記憶や魂までも殺させることで、最も酷い仕打ちをしてやるということだったのでは?と。

 

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カイけむるの中にアンリの人格がないことはドンビクもわかっていて、この回のドンビクは北極で一度も「アンリ」と呼ばなかったように記憶しています。
けれど顔は同じで、そこにアンリの記憶があることは確かで。生命創造が失敗に終わり、自らの手で唯一無二の友を地獄の底に突き落としたことをそこでようやくはっきりと自覚して慟哭する。最後の「私はフランケンシュタイン」も弱々しく、♪ただ一つの未来 で持っていた自信もプライドもなにもかも打ち砕かれ、ただ孤独の中凍え死ぬのを待つ愚かな男としてくっきりと描かれる。

このペアを見るまでは日本版かきこにが一番闇でバッドエンドだと思ってたのですが、こにアンリもこにけむるも最初から死に場所を探していたんですよね。
だから、こにけむるにとってのあのラストは、苦しみからの解脱という解釈もできる。
それに対し、ドンカイはどちらも絶望のどん底に落ちていくので救いが一切ない。正しくバッドエンド。ここまで潔く振り切ってくれるといっそスッキリする。

なによりもカイさんの役作りがとても新鮮で!
最後に「ビクター、これが俺の復讐だ」という台詞があるからといって、アンリの人格が戻る必要はないんですよね。そういう描き方もあるのか、とハッとさせられました。
一幕の眼鏡短髪アンリといい、それまでのアンリ/怪物観を一気に覆してくれたというか……

 

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カテコではほっこり仲良しな姿見られて救われました。ぷく~ってするカイけむるかわいすぎてオタクは死んだ

今回はカテコ撮りたさにカテコウィーク合わせで飛びました。ドームで推し選手を撮ったあとそのまま羽田に駆け込んでカメラごと飛ぶという暴挙(笑)

 

 

余談ですが、KAIさんドンソク氏よりもかなり上と知って目玉落っこちました。絶対30手前とかだと思っていた……お肌つるっつるだし体は彫刻みたいだし……若々しすぎる……