EmoFreak’s blog

限界オタクが韓国ミュージカルを観て感じたことを忘れないように書き留めていくブログです。

【観劇レポ】2023年9月観劇まとめ①【韓国ミュージカル】

こんにちは!9月ですね!

いよいよ秋作品がオープンし始めたということで、色々な作品を味見してみようキャンペーンとして今月は2回飛びます。

今回は創作初演2本、再演2本、ゴントゥ、そして久々の大劇場でドンを見るというよくばりセット。感想まとめます!


2023.09.08 14:30

오페라의 유령 자첫자막

オペラ座の怪人

ファントム:전동석

クリスティーヌ:송은혜

ラウル:송원근

母からの要請&支援を受け(笑)見てきましたドンゆりょん!

久々にドンソクさんの歌声聞きましたがやはりよいですね〜。歌という点では満足。でも正直綺麗なお顔がぜんぜん見えないのはやはり悲しい。

こちらもお久しぶりのウォングンさんのラウルがとてもよかったです!!誠実で頼りになりそうなのに結局まんまと捕まってしまって首括られたまま舞台上に放置されるの、可愛すぎるwww

そしてよい身体をしていらっしゃるおかげか、カテコで出てきた時シャツの右肩あたりが裂けていて謎にセクシーな状況になっていたのも笑ってしまいました。あれそういう演出じゃなくて事故だよね!?!?www

あとバレリーナの方のお芝居と踊りがすごく好きでした。群舞の時点でお!この方すてき!と思ったらよくし役付きだった。

正直なところ、内容的にはまったく好きではないので自分の意思では絶対来なかったと思うのですが、大劇場は大劇場として見応えあるものは見せてもらえたなと思います。いや〜〜でも19万wは高いよ〜ㅠㅠㅠㅠ


2023.09.08 20:00

트레드밀 자첫자막

トレッドミル

A:정동화

B:김준영

友人曰く「セクシーを浴びる劇」笑

楽しかったです〜〜〜!!!しかしこんなにアドリブの分量が多い劇とは思わなかったな。

改めて考えてみると劇自体の内容はずっと「先の見えない苦しい現実から抜け出したい」というwantを叶えようと奮闘する、というテーマ一本に絞ったシンプルなつくりなのですが、不思議とつまらなくはなかったです。

とにかく俳優さん方の歌と演技を堪能するのにはうってつけな劇だなと思いました。ある程度自由度が高い部分が多いみたいなので、今日はどんな風に演じるのかな〜?っていう見方ができる分回転しても楽しかっただろうなと思います。今季はもうチャンスないので見納めですが、3演が来たらまた見に行こうかな。

あと曲がとってもいい!今回見た劇の中では一番曲が好みでした。初見でエピローグ(と言う名のシンアロンアンコール笑)参加させられたけどところどころすぐに口ずさめたので、耳によく残る曲たちだったんだと思います。満足!

以下アドリブとかのしょうもない記録

・チェキ撮ったあと、「こうすると早く出てくるんだよ」って言いながらにょんBの背中や腕にバシン!バシン!とチェキを叩きつける花A笑 にょんBもそのあとやり返してたけどあんまり上手く叩けてなくてまた笑ってしまった。お花様、後輩に厳しいw

・釣りの神に祈るシーンにて。(あえて釣りの神"GOF(God of Fishing)"に祈るのはDMで釣り=強請ってる最中だからってことで合ってますよね?wwwこういうセンスがジジ臭いジュニョンさん面白すぎる)にょんBは祈りながら、腰をこう振れば返事すぐ来るから!!と花Aにトゥワークを教えようとするものの、自爆してダダスベリし失敗www それを受けた花Aは「やめろ違うのにしろ」と冷たくあしらったりしつつも、結局にょんBよりうまくやり遂げる。やっぱボケるときに恥じらいが出ちゃったら負けなんですよ(?)全体的にお花様のほうが常にちょっと上手だったの面白かったです笑

・エピローグにて。花Aがライラの歌を歌い始めると同時に、ライラ役になりきり、しゃなりしゃなりと歩いて椅子に座るにょんB

あとから調べたらこの日ペアチョッコンだったんですね!いやそれであのやりとりの軽快さはすごすぎる、ほぼずっと漫才だった。M-1グランプリ海外枠で参加してください。

終始笑いまくってスカッと楽しく見れました。よかった!


2023.09.09 15:00

후크 자첫

フック ①

フック:박상혁

ピーター:김지온

ウェンディ:정우연

いや〜〜〜今季の創作初演&初見劇の中では一番期待してたんですけど……はい……笑

不思議なことに、あらすじを文字として書き出すとすごく面白そうな話なんです。私の好きな大学路らしさもあり。なのに劇になった瞬間……ぜんぶだめになってる感じ……どうしてㅠㅠㅠㅠ

開幕少ししてから(ネバーランドに到着してから)30分くらいずっと共感性羞恥に耐えるために奥歯を噛み締めていて、歯が欠けるところでした。なりきりチャットとかやってたタイプのオタクは心して見に行ってください。なりきり黒歴史持ちを殺す劇です。(?????)

作品の完成度としては正直最近あんまり見ないくらいにはアレな気がするんですが、曲は好きな人はけっこう好きかなと思います。(私はあんまり好みでなかったですが)

ロック主体の闇鍋って感じのナンバーたち(?)ウェンディはラップもします。후크 is back!とか놀이를 시작해とかはけっこう耳に残るよいナンバーだと思います。フックがと〜らわった フックイズバック!!ってシンアロンデーとかで一緒に叫べたら楽しいと思う。

おんピーター、ウヨンウェンディはさすがのキャラ消化度でした。とくに劇中アクションやダンスがとても多いのですが、おんピーターの動きのキレがとてもよくて!すごく生き生きしていて、ジオンさんのこれまで見た役の中で一番好きかもというくらいでした。さすがB-BOY。

そして今回一番のお目当てはサンヒョクフックだったのですが、若干コミカルさが足りないかも~?? 歌は上手ですしギャグポイントもしっかり抑えてて笑えるんですけど、個人的にはもうちょっとはっちゃけてほしい。フックイズバックrepで爆笑をさらってほしい。(欲深)

キャラクター的にはほすんさんで見たらより笑えるかもと思いました。

※ここからネタバレ

 

そして結局、ネバーランドは実在する異世界なのか?単にジェームスの見た幻想だったのか?がよくわからなくて。冒頭、ネバーランドに行く前にフックが煙草のようなものを吸うのですが、私はあれがアヘンとかお薬系のものだったんじゃないかと思ったんですよね。

ジェームスが見る幻想ならピーターがデイビッドの、ウェンディがマーガレットの姿をしているのも説明がつくし、「目覚めなければ」という終盤の曲タイトルにも繋がるし。家族を失って愛情欠乏から心を病んだジェームスのいっときの夢だったんじゃないかな、と。

でもわりとネバーランドの設定もちゃんとあるし(大きな約束、ワニの話など)、踏みつけられた手は実際に失われてしまったっぽいし、マーガレットの過去の話もあるし、やっぱり実在する世界なのかなあ?いや異世界に対して実在するという表現もなんだか変ですが。

劇として気になる部分としてもうひとつ、エピローグでウェンディに踏みつけられた手を失って?フック(鈎)をつけて出てくるのがちょっと不可解でした。フックとして過ごして現実を忘れていた過去から抜け出す、という流れだったのに、フックというキャラクターのモチーフをあえて付け足すのって……?と理解が追いつかず。俳優さんたちはどう解釈してるんだろうか。

う〜んあともう1回くらいは行ってもいいかなぁ……という感じですね……笑 おんピーターをもう一回見たいので行きたくはあるのですが、劇としておかわりしたいかというと……ㅠㅠ ちゃとぅるマジックを信じるしかない。


2023.09.09 19:30

곤투모로우 자2

ゴーントゥモロー ②

キムオッキュン:강필석

ハンジョンフン:김재범

コジョン:박영수

イワン:임별


良かった………………しか言えない。それ以上どんな言葉が必要ですか?

そくさま久しぶりに拝見いたしましたが、まあ本当に……魂の美しい人は視線ひとつ、言葉ひとつで人々の心を容易に掴み、揺るがすことができるのだと信じさせる圧倒的な説得力。あまりにもかっこよすぎた……

「フランス語で"同志"は何と言うのか」と先生に問われ、「Camarade.」と絞り出すように囁くぼむジョンフン……ㅠㅠㅠㅠ

1幕最後、舞台の奥へと並んで歩いて行った二人が、暗転直前の全く同じタイミングで互いを見合ったんです。曲の拍に合わせたわけでもなく、本当に偶然だったのかあらかじめ話し合っていたのかはわからないですが、二人が互いを見るタイミングがあまりにも完璧に合っていて鳥肌が立ちました。これが、初演から続くオリジナルキャストということ…………(呆然としたままインターミッションへ)

本陣、なかなかもうどこのカンパニーでも一番年長になることが多いお年頃でいらっしゃるので、こうしてがっつり組むペア相手に年上の俳優様がいるというのがまたオタク的には嬉しかったりするのですよね。まだまだ後輩・弟ポジションの本陣を見せていただけるなんて贅沢すぎます。本当に妖精様ありがとうございます。

あとね〜〜〜びょるイワンがあまりにもHotでずるい。反則だもんあんなの。びょるイワンとしゅコジョンのやりとりのセクシーさ、ちょっと胸焼けしそうなくらい濃厚で困りました。もらった特典フォトカード、大事にします。

まだまだ細かいディテールをひとつひとつ拾って語るには作品理解度が足りないなあと思っているので、次行く時までに歌詞きちんと読み込んで行きます。

なんでだろう、ゴントゥが今のところ秋作品圧倒的1位なんですけど、見るだけで満足してしまって語るまでにぜんぜん至れません。噛み砕ききれてないのかな???とにかく本当によいので毎公演ありがたいなあと思いながら見ています。ボムジョンフン以外でも見たいのですがはたして枠があるのか。


2023.09.10 14:00

칠칠 자첫

七七 ①

チェブク:박규원

ムミョン:김현진

ウォンジュン:김주호

今回初めて見た劇の中で一番の収穫はここかも!!面白かったです。

シノプシスの冒頭を訳すと以下のようになるのですが……こうして見ると劇から受けた印象とは微妙に違う雰囲気かも。

絵を売って暮らしている職業画家、朝鮮初の絵描き・崔北(チェブク)。

彼は「チェ·サンス」と呼ばれ山水画の達人として名を馳せるが、自分の絵を水に浸したり、売った絵を破るような奇行に明け暮れていた。 彼の奇行に人々は彼の側を去っていくが、唯一の友人である無名(ムミョン)だけは彼の側に居続けた。

ある日、北は自分の代表作を描くために無名と金剛山に向かい、目を逸らしてきた自らの過去を振り返ることになる。

実際の内容は、かなり私好みな信念と友情と無情な現実の話でした!!

これくらい昔の時代劇ものは今までなかなかハマれなかったこともあり、また理解できず撃沈したら悲しいな……と思っていたのですが、想像したよりずっとわかりやすかったです。

台詞や歌詞は8割方聞き取れなかったのですが(古語聞き慣れなさすぎて難しい!!!)途中途中大事なポイントが視覚的にだったり台詞でだったりしっかりと説明されていたので、それぞれのシーンで何が起きているのかはある程度把握して見れたように思います。

既に初演から見ていたという韓国の方からレクチャー受けて見に行ったのですが、そこで聞いておいた作品理解度を上げるための補足情報も理解にたいへん役に立ったので、すごくありがたかったです。

※以下ネタバレ

 


↑の韓国ファンの方に、見るにあたって抑えておくべきポイントして「冒頭のシーンは現実ではない」「無名が本当は崔北」という2つを聞いてから行ったのですが、1個目はともかく2個目が???のまま席に座りまして。むしろ難しく考えすぎてしまうのでは……?と不安だったのですが、劇の中盤あたりではっきりとその意味がわかってほっとしました。

絵描きはもともと両班の息子で、ソンフンというのが本名。ソンフンに仕える奴婢の名が「北(ブク)」だったんですね。ソンフンは学業に励むべき両班の身ながら絵を描くことに夢中で、北は文字を学んではいけない奴婢の身ながら文学の才能に長けており、ソンフンは自分に与えられた教書?をこっそり北に渡して学ばせ、自分の描いた絵に詩を書かせたりしていた。ある時、ソンフンは北に、互いの着る服を交換して、自分は外に絵を描きに行き、北はソンフンとして文学を学びに行けばいいと提案する。対して北は、両班すら身を保つのが大変な時代で、奴婢の自分が文字を読み、詩を書くことが許されるわけがないと拒否するのだが、ソンフンの熱い意志を前についに折れ、実行することに。しかしことはそううまくはいかず、身分を偽って学ぼうとしていた北は処され、ソンフンは生涯の友を喪ってしまう。

といった過去のシーンが出てくるのですが、ここがすごーく良くて!

私はとにかく「友と友の思いが通じ合う瞬間」みたいなシーンが大好きなんですよ。

服を交換して〜のくだりで、(ここから台詞の内容はだいぶ曖昧になりますので間違ってたらごめんなさい)渋る北にソンフンがこう言って説得するんですね。

「夢を見ても見なくても変わらない世界なら、夢を見たほうが良いではないか!」

やがて、北がソンフンとすり替わっていたことがソンフンの父にばれてしまいます。ソンフンの父は息子が絵に明け暮れていることに失望し、絵を燃やそうとします。北は必死に止めに入り「坊っちゃんは絵を描いてこそようやく息ができるお方なのです」と説得しようとしますが、奴婢でありながら主人に逆らったとして「息子をお前が堕落させたのか」と激昂されてしまいます。そうして言い争う中、北が

「夢を見ても見なくても変わらない世界なら、いっそ夢の中で生きたほうが良いではありませんか!」

と叫ぶ場面が出てくるんですよ……ㅠㅠ

北はソンフンの見る夢の中に生きる決意をしていたのですね。単なる友でなく、主従の関係であったからこそ、主の信念を全うして夢を叶えてやりたいという気持ちもあったのだろうと思います。

奴婢の身分で主に歯向かった北は殺され、友を喪ったソンフンは、その友の名を名乗る絵描きとなり、自らの目を突いて自分の見たい夢の世界だけを見ようとする……そしてその夢の世界が表現されたのが、冒頭のシーンなのですね。だからそこで出てくる無名は北の顔をしていながら、崔北(ソンフン)に対して敬語を使わないし、奴婢の服を着ていない。かつて「私はお前の七に、お前は私の七に」と願った、自らの鏡となる片割れとなる存在、それがが無名なのだと理解しました。無名に名前がないのは、ソンフンだった彼が北という名を貰い受けたからでしょう。

流れを知った上で2回目見たらもっと楽しめるだろうし、詩の美しさをきちんと噛み締めながら見れたらもっと感動するだろうなと思います。

ひとまずあと2回くらいは見れたら良いなと思っているのですが、とにかく枠のやりくりが大変でですね……どうにかこうにか満足行くまで見たい次第です。ゆてくさんとじぇょんさんの回は絶対に抑えたい……!!調整がんばります。


2023.09.10 18:00

사칠 자첫

47 ①

アンジョンウォン:김창종

カンイジュン:홍기범


期待していたネオ(死の賛美、バニシング、ビースティなどを上げてきた私の本陣制作会社です。念のため解説)久々の新作!!

なのですがあんまネオっぽくないなあと思ったら、どうやら汎ネオとして知られていた制作会社ザウェイブ(シャイニング、ミスト、最後の事件、ザラストマンなどを作っていたところ)がネオと統合することになったらしく、もともとザウェイブで上げようとしてた劇をネオが上げることになったんじゃないかという噂があるようです。なるほど本家ネオよりはザウェイブっぽいと言われればそうですね、という感じの作品でした。ちなみにニュープロ(景宗、ウェスタンストーリー、ワイルドグレイ、イーライなど)はネオから独立したらしく。それでもやっぱり汎ネオは汎ネオとして今後も扱われるのかな??難しいネオ界隈。

ネオ劇には珍しくスーツ姿の男が出てこないのですが、そのかわりに実際に現場でも使われる器具や消防服を許可取って使っているらしいです。衣装へのこだわりが妙に強いところはよくしネオ。

実際の事故現場の状況もかなり徹底的にリアリティを求めた演出で描かれているので、事故や災害などへのトラウマがある方は精神的に負担が大きいかも、と思うシーンがかなり多かったです。ネタバレになるかもですが、エレベーターに閉じ込められる、交通事故、火災での爆発事故、などがかなり鮮明に描かれます。

「그래. 이게 진짜 화재 형장이지.(そう。これが本当の火災現場だよね)」という台詞とともに描かれる「火災現場」の演出は、とくにトラウマ持ちでない私もかなりぞっとしました。あれだけの狭い舞台上、限られたセットの中で、消防署の備品保管室から交通事故現場、火災現場まで鮮烈に表現できるのはすごい。

それから、これは事前に友人から話を聞いていて改めて調べて知ったのですが、ジョンウォンとイジュンの二人は兵役中に義務消防隊という部隊で先輩後輩として出会います。この義務消防隊というのが、軍役者から志願を募って組まれた部隊で、実際の消防官たちの補助をする役割だということを基礎知識として持っていくと、出会いからの流れが入って来やすいです。

物語としては、先輩後輩の絆もしっかりと描かれ、メインテーマとしては「自らのトラウマから目を逸らさず、受け入れて前に進もう」というお話だったかなと思います。(これだけ書くとある程度話が読めてしまいますが、初見まっさらな状態で見てもだいたい話の筋はほとんど読めたので問題ないかと)

ザラストマンの配信を見たときと感覚的にはすごく似たものがあったかなあ。ネオ劇には珍しく(!?)メッセージが根幹にあって、伝えたいことがはっきりしている劇だなという印象でした。ただその分泣かせどころだったり、オタク心に突き刺さるようなものはだいぶ薄めだったかも。

※ここからネタバレ↓

 


とくに気に入らなかった(?)のが心肺蘇生シーン。

ここはジョンウォンの回想だからなこともあってか、ジョンウォンが心肺蘇生する姿を回想イジュンは離れたところから見ていて「ヒョン、もういいよ。間に合わなかったんだ」という風に呟くんですね。

ここ、本来のネオ劇なら、ちゃんと(?)ジョンウォンの腕の中で息を引き取るイジュンを視覚的に描いてくれたはずなんですよ……!!(参考例:バニシング、ビースティ)

物足りないなあと正直思ったのですが、いやそもそもこれは萌え劇ではないんだからそれを求めるほうが間違っていたな、と襟を正しました。ヒョン、て初めて呼ぶシーンとかは結構わざとらしく入ってたけれども。取ってつけたように入る萌え要素w

泣かせどころもあちこちあるものの、こういう微妙なところの淡白さが気になって私はあんまり泣けず。泣かせるぞ〜!悲劇だぞ〜!というのをアピールすべき作品というわけでもないので、これで正解なのかもしれませんが、それでももうちょっと胸に来るような叙情表現はほしかったかなあ……!全体的にあっさりめな感じでした。

とはいえ、専門的な題材を扱っておきながらもわかりやすく、綺麗にまとまった劇だったなと思います。私が見たお二人ももちろん上手でしたし、俳優さんたちも皆さん上手と評判なので、一度見に行って損はない作品です。こういう作品は日本に輸入してもあまり違和感なく翻訳できそう。(義務消防のくだりを消防学校とかに変えれば)

 

 

というわけで、今回の一番の収穫はちるちるだったかな?と思います。意外なところが刺さった……!!

ただ、初演見ていた人たちからは再演での改変がかなり不評らしく、初演バージョンでも見ておきたかったなあという気持ちもあります。初演はもっと情緒のアップダウンが激しくてもっと泣けたということらしい。気になるㅠㅠ

今週末もまた一つは確実に新作見る予定なので、また記録しに来ようと思います。楽しみ!